代表ブログ

継続的な地域づくりに重要な人物像とは

地域づくりの現場では全世代が関係しているため、やみくもにやりたい事をやるだけでは進めづらい厳しい側面があります。そのためビジネスの世界で多用されるPDCAがより一層必要です。地域おこし協力隊を経験してきた私はこのPDCAの重要さを都度確認しながら活動をしてきました。その中でも 「P(計画)」「D(実行)」ができる人の有無で継続性を保たれると感じました。

地域づくりに大切なチーム力

PDCAとはPLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(確認)、ACTION(行動)という4つのステップで構成されています。この4つを順番にこなし、また繰り返し行っていくことで目標や目的に近づくことができます。しかし、ひとりの人材がこれらすべてを実施していくことは難しいため、各ステップで必要なスキルを持った人材が必要です。

  • PLAN(計画) → 0から1を生み出せる人
  • DO(実行) → 1を何倍にもできる創造力を持っている人
  • CHECK(確認) → DOの過程で俯瞰ができ、運営の管理ができる人
  • ACTION(行動) → やり遂げる信念のある人

少人数の組織や団体は担当を”ただ決めるだけ”だけでいいと思う。理由は、地域づくりは義務ではなく、担当に縛られるより全員で補完できる関係性をつくることの方が大切だから。 担当がいなければ他の方がサポートに入れるように整える必要があります。

地域づくりは個人戦ではなく総力戦。チーム力が必要になります。

PDCAの各ステップで必要な力

上記で各ステップで必要な人材像を記しました。これら人材像に当てはまる人がいたら、その方がどのような力(スキル)を持っているかもチームで共有することをお勧めします。分かりやすいものとして私は「社会人基礎力」をよく例に出します。

『社会人基礎力』とは経済産業省が提唱しているもので、社会人ならば基礎的に備えておく必要がある能力のことで「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力の総称です。そして、この「3つの能力」は、さらに「12の能力要素」によって成り立っています。

社会人基礎力(METI/経済産業省)
経済産業省のホームページ。社会人基礎力。

私は地域づくりのPDCAで「3つの能力」「12の能力要素」をこう置き換えています。

  • PLAN(計画) → 課題発見力、計画力、傾聴力
  • DO(実行) → 創造力、柔軟性、発信力
  • CHECK(確認) → 傾聴力、働きかけ力、状況把握力
  • ACTION(行動) → 実行力、規律性、主体性

PLAN(計画)とDO(実行)は「外」に人脈が広く多くあるクリエーションタイプ。CHECK(確認)とACTION(行動)は「内」に人脈が広く多くあるオペレーションタイプ。

取り組みのスタートラインでもあるPLAN(計画)とDO(実行)でしっかり地固めができてこそ、そのあとのCHECK(確認)とACTION(行動)が活きてきます。メンバー間の考えや取り組む姿勢がブレることなくやり続けていける仲間ができて、新しい仲間が増えて新たな広がりが生まれます。

このPDCAが何巡もできてこそ、地域や組織に変容が生まれます。

この記事を書いた人
北村 正貴

北村ファシリテーション事務所代表。人とチームと地域を元気にする裏方。興味分野はチームビルディング、人材育成、対話、協働、地域づくり。元地域おこし協力隊。個人事務所なのでなんでもやりますがベースはファシリテーター。

\ この記事をシェアする /
北村ファシリテーション事務所