代表ブログ

ファシリテーターが視るトークセッションのあり方

私は専門性を磨いている方とお話をするのが好きです。
というのも持っているものを自分だけ楽しむのはもったいない、共有したいからです。

昨日、糸満市市民活動支援センターまちテラスさんからの依頼で
「留学」に関するトークセッションに登壇しました。

ワーホリ経験者としていろいろお話させていただき面白い場をつくることができました。
今回はファシリテーター視点のトークセッションの場の作り方をお伝えします。

トークセッションとは

トークセッションの目的はテーマに関心のある方に「経験談」をお話しし共有することです。
テーマが専門分野であればなおさら「テーマ」が重要な部分です。
私がよく見かける、参加するトークセッションのテーマは「まちづくり」「起業」「専門職」等です。

参加者にとって、その業界に興味があるにも関わらず
何かしらの外部要因で行動に移せないのはもったいないことだと思っています。

パネリストと呼ばれるテーマに則した方が登壇し
見識や経験談を情報として提供し
興味のある人の背中を押せる場です。

今回のテーマは留学

登壇したのは私を含めて3名でした。パネリスト詳細とプログラムは以下です。

  • 知念ゆかりさん(大学生/在学期間に制度を活用し台湾留学)
  • 川門義人さん(まちテラス所長/カナダへワーホリ)
  • 北村正貴(組織づくりファシリテーター/オーストラリアへワーホリ)
  1. 各自写真スライドを活用したプレゼン
  2. 質疑応答

トークセッションは「参加者の思いを促進させる場」であるからこそ
パネリストは自分の持っている情報を事前共有することが大切です。

今回は面識のある3人でしたので、事前に会い、互いの留学時の話を共有しました。
留学に興味を持ったきっかけや今の仕事につながる経緯、現地の暮らし方などを出し合いました。

そうすることで当日投げかける質問やトークの幅を広げやすくなります。

その他に我々は、参加者が当日確認できる資料があった方がいいということになり
3者のデータを集めることにしました。

  • 所属
  • 学生時代のやっていたこと
  • 留学のきっかけ
  • 留学先の特徴
  • 1日の暮らし
  • 家族の理解
  • 現地とのつながり
  • なにか一言

これらを1枚にまとめ、参加者に配布しました。
メモする方もいてパネリスト3人で達成感を共有し合いました。

ファシリテーターの視点

本題です。
ファシリテーターは場を促進する人です。
ここまで運営上のことを記しましたが私は依頼された側であったため
主催が作成した資料や会議の内容を並べて、質問を振られる場面をシミュレーションしました。

こうしておくことで参加者の一部として自分がどう感じるかをイメージし、次の展開を考えました。
これにより質問があった際にまんべんなく参加者に情報が行き渡るようイメージし事前に準備をしておきます。

また、「結論=落としどころ」を事前に考えました。
これはパネリストと共有しておくこともありますし、しない場合もあります。

今回はしませんでした。
理由としては既定路線で事を進めたくなかったから。
サブの司会要因としても任されていたためあえて相談しませんでした。

落としどころを考えていても、トークの展開によっては違う方向に行くことが十分に考えられます。
はたから見たら「トークセッション」は言葉の雰囲気もありゆるいイメージを持たれます。
ですが「準備」は非常に大切であなどってはいけません。

プレゼンの場とは異なり、パネリスト同士が刺激し合い、それを参加者に伝える雰囲気をつくる。
だからこそ準備が必要です。

パネリストと参加者の関係性もこの場でつくられていき、思いの橋渡しからつながりが生まれます。
そうすることで人が人を呼び、人を頼り、新しい価値を生み出していくものだと私は考えます。

この記事を書いた人
北村 正貴

1985年群馬県桐生市生まれ、沖縄県糸満市在住、ファシリテーター。2013年より地域おこし協力隊として単身沖縄へ。糸満市内で地域コミュニティの再生や集落の自立的発展を目指し活動。2015年、沖縄、ふるさと百選(集落部門)受賞。2018年に北村ファシリテーション事務所を設立。「多様な人が集う場を対話のできる場に」をテーマに行政、コミュニティ組織(自治会/町内会/まちづくり協議会等)、NPO団体、市民団体、企業など社会課題の解決と新しい価値の創造に取り組む多様な主体のコンサルティング支援を行う。

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北村ファシリテーション事務所