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事業レポート

糸満市初の市民大学『まち寺子屋』講師を務める

糸満市には中間支援組織である「糸満市市民活動支援センター まちテラス」があります。
ここでは以下の業務が行われています。

①市民活動団体の情報収集や発信
②協働のまちづくり支援プログラムの開発や推進
③市民提案型まちづくり事業の運営や推進
④NPO法人、公益的市民活動をする個人、団体の支援や相談

年度の頭に依頼があり、大人も子どもも学べる糸満市の市民大学『まち寺子屋』の講師を務めました。私が感じている糸満市の良いところと改善したほうがいいところはいくつもあります。長所も見方によっては短所になり、逆も然りのため区分して記しませんが現状感じている点はこれです。

地域に対する愛が強めのため年功序列がきれいに残っており変容させることが難しい。とはいえ現状を改めたい人が多いのだが周りの目を気にしたり邪魔したりする人が一定数いるため変われないことが多い。

どの地域も陥っている原因だと思います。 今回、私の思う部分と当講座の目的が合致したため引き受けました。まち寺子屋は全4回実施の計画で「出会いと学びの場にしたい」という意向から各回のテーマを設定。私の振り返りも含めて各回でお伝えしたことを記します。

確認する力を養うための自分観察と内省

チームを動かしていくには振り返りが重要だと感じています。だからこそ振り返りをおざなりにしてはいけません。ただ単に振り返りの時間を設ければいいわけではなく、どう振り返ればいいかを定める必要があります。 そうすることで、毎回似たような振り返りにはならないうえ、悪口合戦にならない。「楽しかったー」で終わりませんし、忙しいで済まされない状況になります。振り返りには目的がありますので。

  • 一度立ち止まって内外の要因を視て次に活かす
  • 個人とチームを成長させる
  • 過程が改善されていく

動きっぱなしだと、見えているものを見えなくさせてしまう危険性があります。そのためにも立ち止まり冷静に俯瞰することで改善の第一歩につながると考えています。チームの成長の第一歩は「関係の質」を高めることが大切です。一部分が最適なのではなく全体が最適になるように関係の質を向上させる必要があります。振り返りで大切なことは「理解すること」です。誰かが言ったことやったことそれらを理解し、対話を進めることで相互の価値観を理解することができるのではないでしょうか。

抱えている課題を一気に解決するのは難しいです。マイナスをプラスにするのは相当なパワーが必要です。であれば「なぜ?」を繰り返して問題の本質を探す作業が必要になります。問題を共有しておくだけでもコミュニケーションが生まれて「関係の質」は高まります。それらの実感が個人の成長、チームの成長、取り組みの成長につながります。

「振り返り」はこれからの行動を変容させるプロセスのひとつです。事を起こした時にそれらを「どう自分やチームのものにするか」を確認するためのものです。日々のちょっとした体験から知ることができ、自分たちで判断して行動できるチームになっていきます。

良いチームって理想を目指すものではなく、気づいたらなっているものだと思います。大切なのはありのままの自分たちと他者を受け止め合える関係性です。ポジティブもネガティブも出し合える心構えが安心感の高い関係性になっていきます。

計画する力を養うための決断力と計画力

時間をかけて計画をしてもつまずいてしまうことがあります。それは仕方のないことです。また時間をかけて修正していけばいいだけです。必勝法なんかは存在しないと思っていますが、「これに該当すると失敗しがち」になることがいくつかあります。

  • 目的を見失っていないか
  • 実施する背景や経緯を理解しているか
  • ゴールを把握、整理、設定できているか
  • 体制が整っているか など

これらをうまく進めるためには構想段階からチームの存在目的や活動目的、さまざまな条件を熟考したうえでその順番を総合的に組み立てることが必要になります。私が重要視しているのはスタートラインに立つまでに「どこまで具体的で現実的な設定ができているか」です。

協力を募る力を養うための働きかけ方と魅せ方

チームとして動いていくためにスタートラインに立つ環境を整えられれば、次はいかにしてチーム外の人に協力を募れるかが大切になってきます。啓蒙啓発もイベント参加者を集めることも、どう賛同してもらって携わってもらうかを考える必要があります。 私は何かを実施したいときは以下を固めています。

  • 何をやるのか
  • 何のためにやるのか
  • どのようにやるのか
  • いつやるのか
  • どこでやるのか
  • 誰がやるのか
  • 誰にやるのか

世の中にたくさん出回っているチラシに書かれている項目がそれです。これらを網羅することでチーム外の人に疑問を持たせない、ノンストレスの状況が作れると信じています。もちろんこれらをただ列挙すればいいという話ではありません。口頭で伝えるのであれば伝える順序や時間も考慮が必要です。お会いしてお話できない相手であればなおさら魅せ方を考えなければいけません。

パソコンを使って作るのも、手書きで作るのも同じで、文字の強弱や余白、揃え、色使い、写真などを考慮したほうが相手にとって見てくれる気持ちを高めることができます。

私が書面で魅せる魅せ方でしてきたことは良い素材を真似ることです。インターネットで検索すればいい素材をたくさん視ることができます。このデザイン好きだなとか見やすいなとか、人の感覚はそれぞれですが見やすいものは誰にとっても見やすいものが多いです。それを真似ればいいだけです。繰り返すことで自分の中に型が生まれて知識として吸収されていきます。

体制を整える力を養うための伝え方

最終回はプレゼン大会を実施しました。過去3回で振り返り、計画し、どう見せるかを考えたことをみんなの前で発表しました。できる人にはチラシを作ってきてもらいました。

すでに動いている人であれば思いを話すことに慣れているが、これから何かをやっていく人にとってプレゼンは慣れない環境です。だけど自分の思いや考えを伝える場があることは練習になるうえ、伝え方を内省することもできます。面白い考えが出ました。過去3回で伝えたことを活かしてくれている人がいて嬉しかったです。

全日程を終えて

終えて感じたことは教える側は言葉を選んで望む必要があるということです。過去の経験から思うに「教わる=考えなくなる」傾向になる方が多く、それではもったいないため、各講座でやった内容はひとつの方法ということを各回で繰り返し伝えさせもらいました。

これが手法のすべてではない。合う人合わない人もいる。だからこそ日々のコミュニケーションが必要。

今回、面白かったことは高校生の参加が途中から増えたことです。私も主催も想定不足であった部分であったため回の途中で使う言葉を追加したり修正したりもしました。参加した高校生は現在3年生でこれから受験を控えています。学力もそうだが自分をアピールする場面がやってきます。全4回で行った内容は人が関わる場であればどんな場でも活用できます。地域の現場だけではなく学校や試験、仕事に家庭も当てはまります。

「違和感があるから行動しよう」という人を糸満に増やしたいです。

まち寺子屋は無料で受講できるスタイルでした。もちろん無料で参加できる良さもあります。だけど無料で参加できるとなると参加者の習熟度が確実に変わります。私が言う立場ではありませんが受講者が来るか来ないか当日スタートしてみないと分からないのはいろいろ無駄が生まれます。

「税金を使う活動は無料で開催して当たり前」という風潮を変えたい。
それと誰の得にもならないキラーフレーズ「行けたら行く」を消滅させたい。

この記事を書いた人
北村 正貴

北村ファシリテーション事務所代表。”プロセスを変えれば結果が変わる 多様な人が集う場を対話のできる場に”をテーマに、お客様の要望や現状課題をヒアリングし、効果的な対話の場(ワークショップ)を設計・実施いたします。何がチームに必要かを判断し、相乗効果と主体性を高める組織に変容するための土台を作ります。また、行政・コミュニティ組織(自治会/町内会/まちづくり協議会等)・NPO団体・市民団体・企業など社会課題の解決と新しい価値の創造に取り組む多様な主体のコンサルティング支援を行う。

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