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言葉にならない言葉もある。ビジュアル言語を使ったノート・メモの取り方とは?

私は手書きのノートやメモほど未来の自分に活かせる相方はいないと思っています。自分の思いや考えを記したメモ、打ち合わせのメモ、タスクの管理など…1冊のノートにまとめていくことでページが進むにつれて育っていく感じがしていいなと感じています。

ファシリテーターをしていると発話している人の言葉を拾って、相手に届きやすい言葉に変換したり、相手の考えを促進するために問いを立てたり、言葉を構造化する必要があります。

今回、ことばグラフィッカーちょこさん主催の「ノート・メモの取り方セミナー」で学んだことを記します。

グラフィックレコーディングが導くもの

グラフィックレコーディングには3つの要素があります。

  1. テキスト
  2. グラフィック(ビジュアル言語)
  3. 矢印、枠、構造化

今回主に学んだのは②グラフィック(ビジュアル言語)です。ビジュアルファシリテーション(VF)とも呼びます。VFは会議や対話の場で出た内容を図や絵で表現しながら話を可視化していく手法です。私はファシリテーターとして問いの投げかけや言葉を変換して届けるなど「空中戦」が多いのですが、可視化することメリットとしては以下があると思いました。

  1. 記憶に残りやすくなる
  2. 理解度を高める(イメージしやすくなる)
  3. 感情を共感に変容できる
  4. 参加者のモチベーションを維持できる
  5. 発話しやすい環境づくりができる
  6. 多言語の場では言語の理解を促進するサポート役になれる

発話の種類に則した可視化の方法

ちょこさんは可視化をしていくうえで6つの分類を「自分のルール」として描き分けていました。

  1. 意見
  2. 事実
  3. つぶやき
  4. 考えや気持ち
  5. 気づきや発想
  6. 対話や会話

これらは「誰が発した言葉かどうか」ではなく、その言葉が出た理由として「どういう思いで発した言葉かどうか」を見やすくする必要があるとのことでした。つまりその考えや想い、感情に至った経緯です。実に分かりやすいです。ペンの色を変えればいいと思う方もいると思いますが、私の場合色をたくさん使うとごちゃごちゃして余計に見づらくなりそうで1色で日々やっています。そのため、このように見ただけで判断できるのはとてもありがたい手法です。

ノートの取り方は教わらない

学校で様々な科目は教わってもノートの取り方は教わりません。働き始めてもこれは同じで、仕事におけるノートやメモの取り方は誰に教わるでもなく、自分でいろいろ試したりするしかありませんでした。

昔は上司から教わったりもしましたが、メモの取り方を教わるそのメモの取り方が分からないため身につかなかった覚えがあります。やっぱり言われてることを理解してからでないとメモを取れなかったりしました。とにかく手を動かせと言われたりもしましたが、なんて書いたか見返して読めなかったり…なかなか自分の型というものを確立させるには時間がかかりました。

誰もが一度は直面するであろうノート・メモの取り方の課題に対してちょこさんはこのような処方箋をくれました。

私の気づき

今回、私が特に刺激を受けた部分を紹介しましたが、自分の手を動かして、見返すことが大切だなと気づかされました。事実や人から聞いたことを書くだけではなく、自分が受けた感情や思いを記すことも大切だと感じました。

私の経験上、書いていくことで気づきを得られたり考えが整理されたりすることが多々あります。日々、業務に追われている人ほど時間を作ってノートと向き合ってみるのもいいかもしれません。「自分のために」はいずれ「誰かのために」なると信じて。

この記事を書いた人
北村 正貴

1985年群馬県桐生市生まれ、沖縄県糸満市在住、ファシリテーター。2013年より地域おこし協力隊として単身沖縄へ。糸満市内で地域コミュニティの再生や集落の自立的発展を目指し活動。2015年、沖縄、ふるさと百選(集落部門)受賞。2018年に北村ファシリテーション事務所を設立。「多様な人が集う場を対話のできる場に」をテーマに行政、コミュニティ組織(自治会/町内会/まちづくり協議会等)、NPO団体、市民団体、企業など社会課題の解決と新しい価値の創造に取り組む多様な主体のコンサルティング支援を行う。

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北村ファシリテーション事務所